「やろうとすること」と「やらなければいけないこと」
サッカーのコーチをしているときに感じること。
例えば荷物はしっかり揃えて並べましょう、という話を低学年から子供たちに伝えていてもなかなかできるようにならない場合があります。
できる子もいればできない子もいたり、自分のことはできるけどチーム全体のことまで目がいかなかったり。
ただ違うチームや少年野球を見ているとピシッと荷物が揃っていたり。
この違いは何なのかなと考えると、やはり自分でやろうと思える子と、面倒くさいこと(自分が好きではないこと)はなかなか自分からやれない子がいるのだなと当たり前のことを考えます。
では自分からできない子にはどうすれば良いのか。
その一つとして、実際にミスを経験させて「やらなければいけないこと」だと感じさせることが大切なのではないかなと思います。
サッカーであれば、荷物を揃えようねという約束事ができていなければ当然あとから「荷物を揃えておいで」と揃えに行かされて練習の時間が減ってしまったり、しっかり揃えられている子から試合に出れたりなど自分にメリット・デメリットがあると感じることで「やらないと自分が損するな」「やったら得をするな」という気持ちを持てるかもしれません。
勉強であれば、途中式を書こうねという話をしている中で書くことによって正解できた、書かなかったことで計算ミスをした、など同じくメリット・デメリットを感じ、「途中式は書かないといけないな」と思うようになるかもしれません。
子どもにやってほしいことを伝える中でなかなか子どもがそれをやらないと、「なんでやらないんだ」「やってって言ったじゃん」などと言ってしまいがちですが、一度子どもに経験させたうえで必要性を感じてもらうという方法も大事かもしれませんね。
シンクスタディ
福田